<注意> 及川♀が岩ちゃん♂の彼女を寝取ってる話です 岩ちゃんの彼女×及川の描写が多く、後半の一部が岩及です 申し訳ありませんが苦手に感じられる方はご注意ください ごめん、ごめんってば岩ちゃん乱暴しないで、……あ、やだボタンが。 もう、話すよ、最初から話すからちょっと肩離して。いやだなあ、そんなに怒らないでよちゃんと話すって。ええっと、ああ、そうだ。 ――一昨日のことなんだけどネ。 岩ちゃんに彼女が出来たって俺、友だちからたまたま聞いたから気になって見に行ったの。一年の教室、行ったらちょっとびっくりされちゃった。目をまんまるにして、一番おどろいてたのが彼女だったよ。岩ちゃんが告白OKしたときもあんな顔だったのかな? ……ちょっと妬けちゃうね。 目が合ったのにそのまま帰るのも感じワルイかなって思って、俺彼女と一緒に屋上に行ったの。さすがに風が冷たくて、ペントハウスの横の、なるべく日が当たるところに二人で寄せ合うようにして座ってた。 香水、センスのいい子だね。髪も黒くてまっすぐで、……ほら、俺、こんなじゃない? 朝だって寝癖直すのすっごくタイヘンだし、ああいうの、羨ましいなあ。すっごく羨ましかったから、シャンプーなに使ってるのって聞いたんだ。椿だって。やっぱり椿いいのかなあ、俺も前試したけど全然ダメ。髪に合ってないみたい。 でも彼女のはすごくさらさらしててきれいだった。触ったら指から逃げるみたいで気持ちよくて、ついおもしろくて撫でてたら彼女すごく困った顔したの。どうしたの? って聞いたらなんでもないです〜って言うんだけど、もう耳まで真っ赤なのね。カワイイから俺にもさわる? って思わず聞いちゃった。 そしたら彼女、どうしたと思う? ……俺の胸、触ってきたの。さすがにびっくりしたよね。えっ、って言ったら慌てて離してくれたけど俺もちょっとパニクっちゃって、え、なになに、なんで、って聞いたの。だってさ、髪に触る? って言ったつもりだったんだよ、俺的には。でも向こうはそれをかんちがいしたらしくて、それでぼーっと触っちゃったんだって。 ゴメンナサイゴメンナサイって言いながら真っ赤になって泣いてて、なんだか俺が泣かしたみたいでかわいそうだからもっかい触らせてあげたの。及川さん出血大サービスだよ。 好きなだけ触っていいからねーってやらせてあげて、落ち着いたら教室に帰してあげるつもりだった。でもセーターの上からぺたぺた触られてたらさ、俺もその、恥ずかしいけど、ちょっと、……むらむらしてきちゃうじゃない? それで、どうしようって顔上げたらちょうど彼女と目が合って、――彼女もすごく興奮してた。俺が感じてるの見て、恥ずかしいのも忘れるくらい俺のこと欲しいって顔してた。 いい? って聞いて、はいって言ったのはアッチだよ。 あの子がしたいって言ったから俺は押し倒したの。二人で横になって、コンクリートが固いから俺の上着を身体の下に敷いて、そしたら寒くてくしゃみが出たから俺たちはますますぴったりくっついて抱き合った。キスして見つめ合ったらなんだかホントに恋人みたいでどきどきしちゃった。……そんな顔しないで。岩ちゃんのだって心の隅ではわかってたけど、でももう我慢できなかったの。 ボタンを外したら、彼女、シャツの間に手を入れてブラの上から俺のに触ってきた。その日はお気に入りのピンクと白のやつだったから外すのかんたんで、――あ、岩ちゃんも見たことあるでしょ? 前で外すリボンのやつだよ。あれだったの。 だから俺自分で外してもっと触ってもらった。自分はBしかないから、俺の胸、すごい気持ちよかったんだって。あとで彼女が言ってたよ。……あ。ごめん俺Bって言わない方がよかった? 岩ちゃんにはCって言ってたらしーもんね? まあいっか。もう関係ないことだし。それで、どこまで話したっけ、……ああ、そうだ。 俺おっぱい弱いから、ぐにぐに揉まれてたらすぐふにゃふにゃになっちゃったの。身体が火照ってたまらなくって、寒いのなんてもうほとんどどっかいっちゃってた。たぶん、彼女もそうだったと思う。お返しに俺が触ってあげたら背中に汗かいてたし、ショーツもすっかり濡れちゃってた。まあ俺だってびしょびしょだったんだから人のこと言えないんだけどネ。 女の子同士で抱き合うのだって結構色々やりかたがあるけど、昨日は彼女がしたそうだったから俺は下になってあげたの。彼女の下に寝そべって、こうするんだよって教えてあげた。 えっちするのはこれが初めてって言ってたなあ。初々しくってかわいかった! 初めてが俺でいいの? って聞いたら嬉しそうにうなずいてたよ。あははっ、岩ちゃんしょげないで、岩ちゃんの大好きな彼女はすっごく気持ちよさそうにしてたんだからそれでいいじゃない。 ……うん、気持ちよさそうだったよお、すっごく。俺の身体のどこ触っても気持ちよさそうにしてた。結構ソッチの素質あるコだったのかもね。胸舐められながらあそこいじられてたら俺もすっかり気持ちよくなっちゃった。もういきたい〜っておねだりしたらたくさんちゅーしてくれたよ。嬉しいから俺もいっぱい触ってあげた。指は入れたら痛がってたけど、でも入口なぞってあげるのはすごく感じるみたい。岩ちゃんも覚え……あ、もう関係ないんだった! あっはは! いててて……岩ちゃんデコピンなにげに痛いからやめてよ。え。続き? 続き聞くの? ……ふふ、好きだね岩ちゃん。 二回か、もしかしたら三回くらい二人ともいっちゃったのかな? 終わったときはさすがにも〜ぐったりだったよお。ダメって言ったのに彼女が離してくれないんだもん。及川さんは寝ててくれればいいですからって言うけど、お腹の中に指いれられてたらそんなワケにもいかないじゃない。しかたないから彼女に抱きついて最後まで付き合っちゃった。まあ最近全然してなくて俺も枯れてたからいいけどさ、アハハ。 ううん。岩ちゃんがしてくれなかったの、べつに怒ってるわけじゃないよ。だって岩ちゃんには彼女がいたんだもんね。一ヵ月間俺にも隠すくらい、大切な彼女だったんだもんね。 あーでも、そう考えたら岩ちゃんだってわるいのかなあ? だって岩ちゃんが俺に隠したりしなきゃ、俺だってわざわざ彼女を見に行ったりしなかったんだから。 え? ちがう? ……どこがどうちがうの。岩ちゃん。 俺が今までの彼女みたいに寝取るって思ったから今回は隠した? ……ふうん。あっそ。まーべつにどうでもいいけど。自分のこと棚にあげないでよね。さっきから勃ってんじゃん、俺と彼女がやった話ききながら。 気付かれてないと思ったの? はは、バカだね。そういうとこ大好きだよ。中学校の時から小学生のときから幼稚園のときから、それよりもっとずうっと前から好きだよ。 ほらこっちおいでよ、慰めてあげる。彼女に浮気されて、直接別れてって言うのは気まずいから浮気相手に別れてくださいって伝言されてるカワイソ〜〜な岩ちゃん、俺だけは慰めてあげる。 ちゃあんとあの日の下着にしてあげたよ、ほら見て。これが岩ちゃんの彼女が触った下着です。あは、俺も濡れてるの、もうばれちゃうね。……ねえ早く触って。見られてたら我慢できなくなっちゃった。 ……メール? もう、だれだよこんなときにうっざいな。 あれ、ヨシノちゃんからだ。あ、うん。そうそう、岩ちゃんの二番目の彼女のヨシノちゃん。最近連絡とってる? 俺はたまーにえっちするくらいかなあ。ヨシノちゃん、高校上がってからちょっとぽっちゃりしちゃったんだもん。ま、上手だからいいけどサ。 あっ、岩ちゃん急にがっつかないで、やだやだ、いきなりなんて無理、……っあ、もう、入っちゃった……。 えへ、岩ちゃんとするの、久しぶりだね。ね、あのさ? 岩ちゃん、 「そろそろ俺のこと好きだって、いいかげんに認めちゃいなよ」 そうしたら楽になるのに。覆いかぶさる男にささやけば岩ちゃんはぐっと眉根をよせて俺の腰を抱え、死んでもごめんだと奥を突いた。来年の十八の誕生日俺を初めて抱いてそれからさんざん愛してやるつもりだったのに、十五歳で俺に童貞を喰われたこと未だに根に持ってる、おまえなんか好きじゃないっていつまでも意地を張る、めんどうくさいロマンチストだった。 +++ タイトルはすこし前流行ったコピーを思い出したのでそれをすこしいじりました (2014.0105) |